名前が特定のオブジェクトとどう関連付けられるかのモデルを持っていると便利である。 システム設計者は、3つの要素からなるネーミングスキームを作成する。 最初の要素は名前空間であり、これは記号のアルファベットと、どの名前が受け入れられるかを指定する構文規則からなる。 2番目の要素は名前マッピングアルゴリズムで、名前空間のいくつかの(必ずしもすべてではない)名前と、値の世界のいくつかの(やはり必ずしもすべてではない)値を関連付けるもので、これが名前付けスキームの3番目の要素であり、最後の要素である。 値は、オブジェクトである場合もあれば、元の名前空間または別の名前空間からの別の名前である場合もある。 名前から値へのマッピングは結合の一例であり、そのようなマッピングが存在する場合、名前は値に結合していると言われる。 図2.10に示す。