モンゴルの山々

ハンガイ山脈は三大山脈の中で最大のものである。 西から東へ800キロメートルにわたって広がっている。 ハンガイ山脈の景観はアルタイ山脈とは異なる。 モンゴルアルタイ、ゴビアルタイが高い岩壁と深い盆地が多いのに対し、ハンガイ山脈は草木に覆われた広く反り返ったドーム状の山が特徴である。 山地や草原地帯、シベリア・タイガ、森林など、さまざまな自然帯に囲まれている。 ハンガイ山脈の頂上には、海に流れ込む水と内陸に流れ込む水を分ける大分水嶺が走っている。 モンゴル最大の河川セレンゲ川とその支流オルホン川は、ロシア国境を北上し、バイカル湖に注ぐ。 ハンガイ山脈の頂上を流れる川は急流で、高さ20mのオルホン滝、地元ではウラン・ツトガランと呼ばれる滝など、絵になる滝がある。
第3の山塊はヘンティ山脈で、アルタイ山脈やハンガイ山脈より小さく、低い位置にある。 アルタイ山脈やハンガイ山脈より低い。ケンティ山脈はウランバートルの東から始まり、東の大平原に伸びている。 海抜2500m以上の山がいくつもあり、最も高い山はアスラルト・ハイルハンで、古代の山岳氷河の痕跡を残している。 ヘンティ山地は森林、湿原、高山ツンドラ、永久雪原と氷原に覆われており、この辺境の荒野の中心部はまったく人が住んでいない。

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