円偏光
円偏光は、振幅が等しく位相が90°異なる2つの垂直な電磁波から構成されています。 図の光は右回りの円偏光です。
光が振幅は等しいが位相が90°異なる2つの平面波からなる場合、その光は円偏光と言われます。 電場ベクトルの先端を見ることができれば、円運動をしながら近づいてくるように見えるはずです。 光源を見ながら、向かってくる光の電場ベクトルが反時計回りに回転しているように見える場合、その光は右円偏光であると言われています。 もし時計回りであれば、左円偏光となります。 光が1波長進むと電場ベクトルは1回転します。 別の言い方をすれば、右手の親指が光の伝搬方向を向いていれば、電場ベクトルは指の方向に回転していることになります。
円偏光は、直線偏光を1/4波長板の光軸に対して45°の角度で通過させることにより生成することができます。
直線偏光、楕円偏光と比較する